The Offshore Connotations

ライフワークである海洋開発についてのメモ

中国が構想する次世代シーパワー「制瀕海権」

国際問題研究所の論考にて言及されていた中国国防大学研究者の提唱するシーパワー論が非常に面白かったので紹介したい。

http://www2.jiia.or.jp/pdf/research/H28_China/09-suzuki.pdf

 

ざっくりいうと、従来のシーパワーは宗主国ー海運ー植民地を結ぶシーレーン防衛に主眼を置いた線的な概念であり、これは「海洋通商時代」においては適していた、しかし現代、そして近未来は海洋開発がさらなる付加価値を生み出していく「海洋工業時代」であり、そこにフィットするのは線ではなく面的な防衛、いわば陸地の延長として沿海域をコントロールするという思想である。といった具合だ。

 海洋経済開発をライフテーマに据える私にとって衝撃的かつ刺激的なのは、中国上層知識人が唱える国防戦略の前提として、「大規模な海洋開発」が予測されていること。

 海洋の付加価値を最大化するという、私が抱くビジョンを隣国が同様に構想し、それがアグレッシブな海洋進出の土台となり国際紛争を誘発しているというのは複雑な気持ちになるが。。

 何れにせよ、新たなテクノロジー地政学を再構築する。Tecnology reshapes Geopolitics. である。

 

以下同論考より引用。

 

に、そうした「対海」から「海上転換は、以下のような、にお ける海洋の規模発を念頭いている「。海洋事業が業化のプロスにだ後には、今日のわかばかりの海上石油スの掘削設から、規模海上工廠に発展し、力に海上都市も出し、規模な地下資源掘削施設〕や、より規模な海も生れるう。海上には、守るべ戦略目に出し、海上の戦略り、これは海上の目と地域的な戦略を要するう」(資料B/2010; 83)。